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2019年05月09日

【BMW】ルーフのビッグデント/大いなる可能性はあるのか

デントリペア

雪国のデントリペアでは珍しくもない大きなルーフの凹みですが、

どこまで直るんですか?という疑問を一般の方は強くお持ちだと思います。

 

大きく広範囲に凹むと鉄板が伸びたりするので歪みは必ず残ります。

その歪みをどこまで自然に見せるかということになります。

 

国産車は鉄板が薄いのでやりにくい。鉄板だけを見れば輸入車の方がいいけど内張りを下す工程はナカナカ厄介。

で、今回のデントリペアですが、BMWの3シリーズになります。

 

『小さな凹みを直しているのは他でもよく見るけど参考にならないから、直せるのかの判断ができない。』

そう言ってお見積りにご来店。



ちょうど、前席の頭上あたりにできた複雑なもの。ルーフサイド付近にまで影響がでていた。

正直言うと、直してみないと分からないです(^^;)



いろんな角度から見ても、凹みが複雑。



 

 

オーナーさんはもっと複雑な心境だと思う。

普通に鈑金塗装に出したら40~50マン程。修復歴ありの格落ち。

 

ちょっと、大手術になりますけどやりましょう。



右に回ったり、左から見たり少しずつバランスをとりながら



 

徐々に形を変えストレートのラインを出すように押し上げていきます。

 



広範囲なので同じところだけではバランスがとれません。

 

ちょっと、アメリカの時を思い出しながら、

アメリカンロックのBGMをON!

 

こんな思考回路しかない単純なボクの脳ミソ。



 

ドンドン直っていくぜぇぇぇーーー!♪♪



ルーフの内側はこのようになっております。

 

緩衝材びっしり、中骨も嫌な感じで邪魔をしてるぜぇぇぇーーー‼



 

ま、でも、ロックのおかげでデントリペアは順調に進むのでありました。

いろんな音楽を聴きながらやるんだけど、凹みが大きくなるにつれて、アメリカンになるのであります。

 

だいぶ形になってきて

長めのツールをギター代わりにベンベン♪しながら反対側に移動したりしながら仕上げていきます。

 

もうちょいだぜぇぇぇーーー!!イエェーぃ!!



 

全体的な歪みは部分的に手直ししながら詰めていきますが

まずは問題ないレベルにあると思います。



 

施工前は、何のこっちゃ分からない映り込みでしたが

分かるようになりました。

 

施工前



施工後



中央だけではなく横いっぱいまであった歪みもバランスとって

自然な感じに。



 

元通りになったかといえば、なるわけがありません(>_<)

しかし、塗装もせず切ったり貼ったりもせずオリジナル塗装の状態を維持できるデントリペア。

『かなり近づいた』が正解なのかな。

 

撮影角度の差異はありますが、

グニャグニャな映り込みはなくなりました。

施工前



施工後



 

鈑金塗装とデントリペア。

同じ立場だとしたらどっちを選びますか?

 

オリジナル塗装が守れ、工期が短く、安い。知らないと損をするかもですね。

 

ロック聴きながらガッっとテンション上げて集中できました(^^;)

 

オーナーさんも3日くらいのつもりだったので早く終わってビックリしていましたが、

仕上がりに大変満足していただき良かったです。

 

どれくらいの大きさまで出来ますか??

の問いには、正直よくわかりません!!(^^;)

 

大きさだけの判断ではなく、場所や形状にもよりますので現車を確認させてもらってからの回答になりますが

デントリペアは大いなる可能性を秘めていることは間違いないと思いますよ(^^)/

ご依頼ありがとうございました。

 

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