ハードコートの数年後 1【エルグランド】

2020年07月05日

ハードコートの数年後　1【エルグランド】

ヘッドライトの黄ばみ

ヘッドライトの磨きの中でも多くの施工方法があるのですが

最終段階のコート部分が施工料金に大きく関わってきます。

要するに耐久性です。

コダマックスではお客様にリサーチして始めているので対象となる方は明確です。

高いお金出してまでも・・・。という方がほとんど。

なので、1年ほどの効果しかありませんが費用対効果はあると思っていますし

繰り返し来ていただきその都度、キレイになるのが特徴です。

施工されたお客様にも一応の成果はご理解いただいていると思っています。

では、はたして耐用年数の長いハードコートが数年後どうなるのかを

数回にわたってお伝えしていこうと思っています。

今回取り上げるのは日産エルグランド

お電話いただいたときにハードコートの剥がれは確信しましたが

お客様は中古で購入ですのでハードコートそのものも知りませんし

どう対処していいのかわからない状況。

もしあなたのクルマが同じような症状になったらどうします？

フィルムのようにペラペラと剥がれてきたのが

半分から上の部分。

そしてそこに雨水などが入ってチョット膨らんでいる感じ。

浮いているので指先でつまめばパリパリ剥がれます。

こうして剥がれるのはまだイイ。

剥がれない部分は剥がさないといけない。

剥がれが一部だと削る部分が多くなりすごく大変。

時間と手間がかなりかかるので、ハードコートの剥離は割増料金になります。

こっち側は半分くらいが剥がれたところからのスタート。

これ以上は手では無理なので機械でやるのですがなかなか簡単にはいきません。

反対側も一見、黄ばんでいるだけで何でもないけど、

剥がれ始めている部分があります。

この部分

おわかりの通りハードコートも結局は黄ばむんですよね。

この状態が施工後どれくらい経過したのかは分かりませんが

劣化が進めばパリパリに剥がれて行きます。

施工としては、ほぼ全面を剥がさないといけない感じです。

この厚さはクルマによって違います。

施工店によって違うということになるのですが今回のはかなり分厚いレベル。

いい金額したんじゃないかな(^^;)

気合を入れて作業開始です。

あからさまに色が違います。

劣化したハードコートがいかに黄色いかが良く分かります。

剥がれてなければ、見慣れてしまうので黄色加減が分からなかったりします。

通常ですと市販品などでは気休め程度に良化するものもありますが

ハードコートは削り取る以外に良化はしません。

分厚いコート自体が劣化しているからです。

なかなか時間がかかります・・・。

黄色い部分をキレイに剥がした後に

通常の工程が始まります。

ドンドン磨き上げていきます。

仕上がったこっち側と、反対側の差があまりにも激しい・・・(^^;)

こんな状態じゃ恥ずかしくて普通に乗っていられないよね

絶望的な思いを何とかします。

先ほどと同じように

ただ状態に合わせた番手に変えながら、これはこれで難易度は高い

でも、少し影響はあるものの

十分なクオリティーは出せたと思います。

恥ずかしかったライトが逆に

優越感に変わるほど逆転できたのではないでしょうか。

ちなみに、ヘッドライトスチーマーで施工したレンズの

リカバリーはどうかというともっとダメで、削っても透明感が出ませんので

施工後のことを考えると当店がなぜ今のスタイルを変えないのかの

答えが見えてくると思います。

レンズの交換も考えていたオーナーさんも、実際その金額を知ると

なかなか交換には踏み切れないのが実情ではないでしょうか。

同じ症状でお悩みの方、是非ご相談ください。

次回はゼロクラウンの同様の事例をお伝えします。

お楽しみに(^^)/

ハードコートの剥離は追加料金がかかりますのでお問い合わせください。

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