【ランクル・プラド】一難去ってまた一難、飛び石のち野生鹿アタックされた車をリペアする

2024年04月13日

【ランクル・プラド】一難去ってまた一難、飛び石のち野生鹿アタックされた車をリペアする

デントリペア

たくさんのご依頼ありがとうございます。

今回はガラスリペアとデントリペアのブログです。

ガラスリペアついでに気になる凹みを一緒に直すという依頼は普通にあります。逆はあまりありません。

ガラスリペアを年末にきて年始にまた来るなど立て続けに来る人もたまに来ます。

ガラスリペアで来た方が来店をきっかけにデントリペアというものを知り再度来るというのが今回の内容なんですが

唯一違うのが動物アタックだということ。

夜間などはチョロ猫、タヌ吉、ゲロ蛙が活動的になることで思わぬ運転行動に遭遇することがありますが小動物は被害がないですよね。

首都圏なら尚更。

しかし、高速道路を使い首都圏から脱する行動をとったことでまずは最初のアタックを飛び石で受けます。

えっ⁈

何か当たったー！

というのが、今回の始まり。

そしてガラスリペアを知るきっかけとなります。

ガラスリペアの良さは交換を回避できる可能性があるわけですから

費用的なメリットは計り知れません。

もちろんそのクオリティーは高くないといけないのですけどね。

運転席前でしたが幸いにも線が少ないヒビでしたのでしっかり入れ込めば

それほど視界を妨げることも無いでしょう。

ご依頼ありがとうございました。

という流れで終わったリペアでして、普通過ぎてブログにあげるつもりもありませんでした^^;

内容の薄いブログにしてしまうと書いていてもつまんないのに読んでる人はもっとつまんないですよね。

作業日誌じゃないからね。

それがほんの数日後にとっておきの記事に昇華するのでした・・・。

電話がなります。受けます。

前回のリペアのお礼をご丁寧に頂戴します。

とても紳士で律儀なオーナーさん。

早速ですが、凹みができましたと告げられます。

それが鹿だと知ったボクは答えます

『多分、無理です。』

夜間に地方の山道での出来事のようで、想像してみてください。

鹿が突っ込んだって聞いたら、そりゃもうボッコリいってるでしょーよって。思いますよね。

地元に帰ったら一度見てくださいって言われたのがこちら

あれ？えっ⁈　想像と全然違った^^;

鹿の存在に気づき停車状態のところになぜかスペイン魂が憑依して闘牛ならぬ闘鹿に変身したのでした。

ズゴーーン！！

体当たりその後、アバヨとばかりしっかり逃走。

ま、でも思った以上に被害が軽いとはいえこの硬い場所・・・。

お受けするかるかどうか悩みましたけど

傷も無いし、デントリペア知ってもらいたいし、鈑金して塗るのは嫌だろうし・・・。

新車で買ったプラド。愛着ある様子が伝わります。

鈑金が悪ではありません。ケースバイケースなのでどっちがいいのかです。

車の価値をみたら塗らない方がいいに決まってる。けど、中途半端なら塗った方がプラドの価値を下げない場合もあります。

ポイントはプレスラインが出せるのかというところです。

下の方なんでパッと見わからない位になればと広い心で言ってもらいました。

頑張ります!

当然ながら内張りも外します。プーリングも使います。基本は裏から棒でプッシュプッシュします。

外から引っ張り引っ張りします。

プレスラインが、じぇんじぇん出ません。

もっと裏からプッシュプッシュします。ちょっと出てきたりします。

左腕がもげそうな程プッシュプッシュします。腰が首が肩が痙攣するくらいMAXパワーでプッシュプッシュします。

出しては叩きながら整形をくりかえしていきます。

デントリペアは裏から叩くことはありません。

プレスライン出ました。

最初から最後までハンドメイドでエコな修復方法。

考えた人はやっぱり天才。